最近では、AR・VRや3Dプリンターなど身近なものになってきた。これまで3Dで作成するものやVR・ARで投影するもののデザインは、プログラミングの知識や3Dグラフィックの経験が求められてきた。しかしこのデバイスを使うことで誰でも簡単にデザインが出来るようになるかもしれない。
Yeehaw Wandとは
Yeehaw Wandとは中国で開発されたAR技術を使ってデザインし、3Dプリンターでデザインを作成できるデバイスである。クラウドファンディングサイトでは現時点で目標の2倍以上にあたる700万円を超える資金を集めている。
使い方
このデバイスで描いて実際に作成するシステムをDraw-and-printシステムという。これによってデザインを宙で描きながら作成できるようになった。
使い方は専用のデバイス(Wandと360° Plate)を用意する。スマートフォンやタブレットに専用のアプリをインストールし、デザインする。その後詳細なデザインをデータ化し、3Dプリンターに送ることでデザインを実現化できる。
2つのデバイス
デザインにあたり2つのデバイスが必要になる。実際にデザインをするためのWandとPlateである。Wandは軽量に設定され、その名の通り「魔法の杖」のような感覚で自分だけのデザインを形にできる。Plateを使用することですべての面・アングルを詳細にデザインできる。
アプリと連動
iOSとAndroidに対応したアプリと連動することで、デザインの回転・色やサイズを変更できる。またデータの保存や送信も行える。
ビデオ
Yuichiの一言
AR技術を応用したデバイスはこれまでにも存在してきたが、このデバイスによって誰でもデザインを受け取る受容者ではなく専門的な技術を持たなくても生産者になれるようになった。今後このような作成する側になれるデバイスが多くできることが期待される。
Comments are closed.