遠距離恋愛は難しい。愛するものとの距離の隔たりは大きな負担となってのしかかることも多いだろう。今回紹介するエモーションロボットのEl Niñoはそんな人達の心の負担を少しでも減らしてくれるロボットだ。
エモーションロボットEl Niñoとは
El NiñoはArduino Unoを使って作られた日常的なコミュニケーションツールとしての物理的なアバターだ。このシステムはWeng Xinyuによってデザインされたプロトタイプで、簡単なメッセージのやりとりの中に距離を越えた感情的な心のスキンシップがはかれるようになっている。
2体1組のロボットたちは、タンジブルインターフェイスとして機能し、感情的な表情をロボットの顔で表現することによって、人間の感情を少なからず模擬できるようになっている。そのおかげで、多少距離が離れていようとも、簡単に、かつ快適に自分たちの心のやりとりを行うことが可能となっている。ちなみに制作はオープンソースハードウェアと3Dプリンターによって作られたということである。
ビデオ
Working Principle of el Niño from Xinyu on Vimeo.
GOMESSの一言
何よりも感じるのは最近のIoTサービスを作るためのハードルが大分下がってきており、プロトタイプレベルであれば Arduinoと3Dプリンターで十分なクオリティのものを作ることができるということだ。まさに今回のロボットもそうだが仕組みは実にシンプルで、今後は非常に若年層のIoT起業家も世の中へ出てくるのは間違いないだろう。
参考URL:
- http://blog.arduino.cc/2014/05/05/an-emotion-robot-for-long-distance-lovers/
- http://www.wengxinyu.com/products/El_Nino/
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