最近では「Pepper」などが注目され、様々なロボットが私たちの生活や職場で見かけることも多くなった。最近では子供向けに開発されたロボットも存在し、今回は「おもちゃ」でないロボット「Vortex」を紹介したいと思う。
Vortexとは?
子供向けの革新的なロボットである。子供たちは、Vortexのアプリケーションを通じて様々な教育的なプログラムやゲームをすることができ、ロボットのしくみなどに触れることができる。
Vortexの遊び方
VortexはiOS端末やAndroid端末のBluetooth機能を通じて作動する。Vortex搭載のセンサーがモバイル端末の操作によって様々な動きをする。例えばアプリケーションによってプログラムされた動作によって、Vortexが前進したり回転したりすることができる。これによってゲームの遊び方が多種多様に渡る。Vortexの代表的な4つのゲームとして、「Bumping Fight」「Virtual Golf」「Racing」「サッカー」が挙げられる。いずれもロボットの知識や、ゲームの知識などは必要なく直感で遊ぶことができる。以下ではこの4つのゲームの魅力について紹介する。
Bumping Fight
Bumping Fight は相撲のようなゲームで簡単なルールの上、2体以上のVortex同士がぶつかり合って遊ぶゲームである。Vortexはモバイル端末のスクリーン上にあるボタンが押されれば、相手を押し込む動きをする。ルールはシンプルでサークル上の土俵から出てしまった方が負けで、最後まで生き残ったものが勝つ、生き残り方式のゲームである。このゲームはとても混戦し、ユーザーを熱くさせる。
Virtual Golf
家にいながらゴルフの練習などをしたいことはないだろうか?Virtual Golfはリアルなゴルフコースにいるような体験ができ、練習中に個々のショットの記録をするためのユーザーインターフェイスを提供する。アプリケーションの指示に従ってゴルフクラブを変更することができ、まるでVortexがまるでショットをした後のボールのように移動しショットの過程をシミレーションすることができる。ゲームの終わりにゲームのスコアに応じて他者と競うことができる。
Driving
デイトナ、シルバーストーンあるいはダカールのラリーのようなレースシミレーションゲームをすることができるのがこのDrivingである。Drivingの特徴的な連続したトラックと50以上のコースでの障害物をVortexが走り抜ける。ソフトウェア上での運転がスリル満載であり、このゲームはいつでも誰でもレースしたり、タイム検出、タイムトライアル、ゴーストチャレンジ、加えて革新的な運転技術のオプションも付いている。
Robot Soccer
このゲームはVortexがピッチ上のプレイヤーとなり、サッカーボールを押し込んでゴールに入れるサッカーゲームである。友達と手を組みゴールを目指したり、逆にゴールを守ったりすることができる。Vortexを操作しながらサッカーボールを操るのは多少練習がいるが、慣れればとてもエキサイティングなサッカーゲームになる。2〜22人まで遊ぶことができる。
Vortexでの教育学習アプリケーション
Vortexはゲームだけではなく、学習としてのデバイスとしても活躍する。近年、日本でも話題になりつつある、少年期でのプログラミング学習である。Vortexはオープンソースで、ハードウェアプラットフォーム「Arduino」および教育用プログラミング環境「Scratch」と互換性がある。プログラミングには、iPad上でArduino対応のグラフィカルプログラミングツール「WhenDo」や「Ardublock」などを使う。子供立ちがどのように考え課題を解決するか、どのようにしたらやる気にさせることができるか、他人を鼓舞して課題を解決できるか、自分の弱点や強みを理解できるかがこの学習プログラムのポリシーである。
ビデオ
itagakiの一言
子供向けのロボットであるが決して「おもちゃ」としての役割ではなく、サッカーゲームでは協調性の教育であったり、 難しいサッカーゲームでは個々の弱点克服のための自己解決能力の教育であったりとゲームを通して様々な能力をロボットが与えることができると感じた。
参考URL: https://www.kickstarter.com/projects/1371216747/vortex-robotic-toy-re-invented?ref=nav_search
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