日々、病気の治療や予防のために薬を日常的に飲んでいる人は少なくないだろう。だが毎日飲む中で起こってくるのが、薬を飲んだかどうかついつい忘れてしまうことである。しかし、このデバイスを使うことで、そんな薬の飲み忘れを無くせるかもしれない。
Popitとは
Popitとはフィンランドのヘルシンキで開発された薬の容器に取り付け、飲み忘れを通知するデバイスである。クラウドファンディングサイトでは現時点で約60万円の資金を集めている。
シンプルな使い方
Popitを薬の容器にデバイスを取り付け、容器から薬を取り出すとその時間がアプリを通じて計測される。これによって間違った薬の服用が80%減少したというデータがある。
なぜPopitなのか
なぜPopitが良いデバイスなのかを示す4つの事実がある。
1.約50%の患者は処方箋通りに薬を飲まない
2.リマインドアプリやアラームは薬を飲んだ時間を計測できない。
3.避妊薬は通常の使い方だと9%は失敗するがデバイスを使うことでほぼ0%になる。
4.66%の避妊薬の使用者は少なくとも1か月に一回は薬を飲み忘れる。
アプリとの連動
デバイスを使用する際、アプリの使用も必須である。薬を飲んだ時間がアプリに表示される。デバイスおよびアプリは使用者が薬を服用し忘れた時にだけリマインドをしてくれる。アプリはiOSとAndroidに対応している。
ビデオ
Yuichiの一言
今回のデバイスは自分たちがついやってしまう薬の飲み忘れをIoTを使って解決するものだった。これは日常生活において有効なものである一方で病院などの医療現場でも業務の大きな手助けになりえるだろう。看護師の患者に対する薬の処方をより効率的に行えたり、医者による正確な薬の服用というデータの収集ができるようになる。資金はまだ十分には集まっていないが、今後このプロジェクトの達成が期待される。
参考URL: https://www.indiegogo.com/projects/popit-never-miss-a-pill-again-women-health#/
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