かつては不治の病と言われていたがん、近年の医学の進歩によって次第に治療可能になってきた。だが、いまだに日本人の死因の上位である。今回は家で手軽にがんの予防・早期発見を行うことのできる画期的なデバイスである。
HUDとは
HUDとはスウェーデン語で皮膚という意味で、スマートフォンに装着して使用することのできる皮膚がん予防に役立つデバイスである。
使用方法
1.デバイスをスマートフォンに取り付ける
2.ライトをつける
3.デバイスを皮膚にあてて、必要な場合は写真を撮る
例
上の写真には一見同じようなほくろがふたつ。
HUDを利用して撮影した写真を皮膚科医に見せるとAのほうは無害の老人性のいぼという診断が下されるが、Bのほうは異形成母斑であるため、今後何か変化が起きたら検査が必要になるという診断を下される。
皮膚がん
皮膚がんによる死の95%はもし早期発見されていたら防げた命である。
アメリカ人の5分の1は人生で一度は皮膚がんになると言われており、毎年12,000人ほどが死亡している。皮膚がんは年齢や肌の質に関係なく誰にでも起きる。そのため、早期発見が生存率アップの大きなカギとなる。
アプリ
連動するFirst Dermアプリによって皮膚がんになりうるかどうか何に注目して注意すればよいかを教えてくれる。
分析してほしい写真がある場合は分析のために皮膚科医に送ることもできる。
ビデオ
Miraiの一言
がんはいつでも誰でもなりうる病である。かつては不治の病であったがここ数年では早期発見できれば死まで至らないとは言われている。しかし、忙しい現代人が定期的に検査のために通院するのは容易ではない。今回は皮膚がんのためのデバイスであったが、この先ほかの種類のがんも家で手軽に検査できるようになってほしい。
参考URL:
https://www.indiegogo.com/projects/hud-screen-for-skin-cancer-on-your-smartphone#/
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