最近ではストレスは生活の一部になりつつあり、ストレス社会と呼ばれることも多い。しかし長期的にみるとそのストレスは健康や仕事の生産性に大きな影響を及ぼす。今回紹介するデバイスを使うことでそのようなリスクを減らせるかもしれない。
Liefとは
Liefとは胸の下に取り付けて使用するウェアラブルデバイスである。このデバイスを使って呼吸をコントロールすることで、ストレスを認識し対処できる。
基本的な機能
Liefは呼吸や心拍数、運動パターンなどを記録し、状況に合わせて振動する。このデバイスにおいて重要な指標となるのがHVR(Heart Rate Viability)である。これは心拍数の変動という意味で、身体と心理状態の指標となる。この数値が低い値になると心配や注意散漫などの状態になっている。
使い方
Liefは以下の手順で使用できる。
1.胸の下に取り付け、心理状態に合わせてデバイスが反応する。
2.心理状態が不安定だとデバイスが振動し始める。そして鼓動が通常のリズムに戻るように適切な呼吸をガイドする。
3.約3分間の呼吸の調整で鼓動を正常な状態にし、ストレスを改善する。
アプリとの連動
基本的にはアプリと連動させスクリーンに映さずに使用できるが、スタンフォード大学などと共同開発したアプリを連動させることで、思考、感情、行動、知覚などデータを記録できる。
ビデオ
Yuichiの一言
これまでも様々なヘルスケアウェアラブルデバイスを紹介してきたが、今回のデバイスはストレスをアプリを通じて把握するだけでなく、呼吸を工夫させることでストレス解消を促すという点で画期的だったといえる。呼吸以外でのストレス軽減法をアップデートできればさらにデバイスとしての改良が図れるだろう。
Comments are closed.