以前、センシングデータをクラウドにあげたい時に簡易にアップロードすることが可能となるspark electronを紹介したが、今回はIotの開発を簡易に行えるためのプラットフォームと成りえるデバイスを紹介する。
Esquiloとは?
EsquiloとはIot機器を簡易にインターネットに繋げることのできるプラットフォームだ。手のひらに載るサイズの基板に、Wi-Fi機能、リアルタイムOSやデバッガ、Webベースの開発環境などネットワーク関連のソフトウェア類はすべて組み込まれている。因みに現在もKickstarterでもクラウドファンディング中で、6月1日現在で17,749ドル調達しており、目標金額を上回っている。
特徴
上記の特徴を見ても、Esuquiloはプラットフォームとして多機能であるということが分かる。具体的には、このプラットフォームにおいて特定のクラウドサービスを使わなければ、アクセスできないものもあるが、クラウドを介さずともダイレクトにアクセスすることもできる。また、EsuquiloはJavascript,C++に非常に似たSquirrel言語を使用しており、前述した言語に親しみがなくともライブラリのサポートがあるので簡単に使用することができる。Esuquiloは直接Arudinoとの互換性をもってはいないが、Arudinoシールドが利用できるコネクタが付属している。そしてArudinoをエミュレーションするライブラリもあり、Arduino用のスケッチのポーティングも容易にできる。
スペック
- 120 MHz ARM Cortex-M4F
- 1MB flash, 256KB SRAM, 8KB EEPROM
- 802.11b/g/n Wi-Fi Arduino UNO R3 シールド
- ハードウェア暗号化エンジン
- ハードウェア浮動小数点
- 6-17V 直流入力電源 (or 5V via USB)
- マイクロUSB (for bootloader and USB CDC console)
- FAT32 型のマイクロ-SD (最大32 GB)
- 46の デジタルI/Oピンがある (5V まで耐性あり)
- Serial buses: 2 x SPI, 2 x I2C, 5 x UART, 1 x CAN
- 18 PWM 出力ピン
- 直交デジタル入力
- 16bitの分解能を持った16のアナログ入力ピン (4つは差動増幅)
- 12-bitの分解能をもったAnalog出力
- 精密基準電圧機構
- アナログコンパレーター
Esquiloを使用したRemote LCDアプリケーションの例
ビデオ
Tsukaの一言
参考URL: https://www.kickstarter.com/projects/esquiloio/esquilo-simple-iot-development
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