最近、スマートホームデバイスのコントローラーとして家の中のリモコンをスマホに置き換えるサービスなどを見かけるが、今回紹介するサービスはリモコン自体もデザインし、新たな機能などを加えた非常に興味深いサービスである。
NEEOとは?
NEEOは家の中のデバイスをコントロールすぐことができる、スマートホームオートメーションシステムだ。「Brain」と「Remote」の2つのデバイスからなるこの機器は、TVのリモコンだけでなくApple TVやPhilips Hueなどのスマートガジェットもコントロールすることが可能だ。
The Brain
・NEEOは30,000台以上の機器のデータベースを持っており、それらの機器へ接続したりコントロールすることができる
・過去10年間に製造された、PanasonicやSONYなどの日本メーカーを含む主要なAV機器と接続することができる
・NEEO Remoteだけではなく、スマホアプリでもコントロールすることができる
The Remote
・NEEO Remoteは291ppiという高解像度のディスプレイを備えており、Apple社のiPad Retinaのピクセル数を上回っている
・シンプルなボタン構成にしており触り心地も良く感じられるだろう
・現在、特許出願中の技術でNEEO Remoteを手にとった際、誰が手にとったかを掌から判断し、その人のお気に入りやプレイリストが表示されるようになっている
・上記の技術の応用で、ゲストのプロファイルを作成したり、子供への制限を設けたりすることも可能だ
・NEEO Remoteは1度の充電で数ヶ月間稼働するよう低消費電力を考慮して設計されている
・NEEO Remoteを紛失した際にもスマホでアラーム機能を設定していれば簡単に見つけ出すことができる
技術に関して
NEEOはBluetooth、Wi-Fi、6LowPAN、ZigBee、Thread、Z-Waveなどの通信規格をサポートしており、赤外線を360度感知できるので 様々なガジェットを認識することができる。
ビデオ
Yashimaの一言
スマホでは行うことができなかった、掌認証という特許技術を備えたこのプロダクトは、これからのホームオートメーションの分野で新しい風を起こしそうなとても興味深いプロダクトだ。多くのホームオートメーション分野に参入している企業は、家庭内のスマートデバイスを自社の規格で統一してもらおうと奮闘しているが、最近ではこのような後発プロダクトの取り組みも目立ってきており、これからさらに業界の競争は激化しそうである。今後こういった後発組のプロダクトの挙動を含め、どのように業界が動いていくのか注目して見ていきたいと思う。
参考URL:
https://www.kickstarter.com/projects/1227115988/neeo-the-thinking-remote?ref=category_popular
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