前回、火災探知スマートアラートのLeeoを記事で紹介したが、今回は既存のスモークアラートに後付けするタイプのデバイスを紹介したいと思う。
Roostとは?
NestやLeeoとは異なり、Roostは既存の施設を改良して利用できる煙探知センサーである。煙探知センサーは様々なプロダクトが出てきているが、既存の施設を利用することで35$以下という低価格に抑えられる点がRoostの強みだろう。バッテリーも約5年間は持続するため、運用に煩わしさを感じることもなさそうだ。
Roostの特徴
- シンプル
設定やインストールから利用方法までとことんシンプルさを追求しており、配線も必要ないため既存のスモークアラートへの設置は数分で完了してしまう。 - 安価
既存の施設を活用して導入することで低コストを実現している。 - スマホアラート機能
外出をしている時にでも異常があればスマホへアラートで通知してくれるため、気兼ねなく外出することができるだろう。
アメリカでは約3.5億世帯にスモークアラートが導入されているが、その20%以上がバッテリー切れなどの理由で稼働していない。wi-fiとスマホさえあれば簡単に導入することができるRoostは大きな可能性を秘めていると言えるだろう。
The Future
彼らは今回のスマートバッテリーを皮切りに、他にどのような機器を改良して家をスマートホーム化させていきたいか「Kickstarter community」を通じてヒアリングを行っていくようだ。また、15万$以上の資金がKickstarterで集まれば、スヌーズや家族でアラートを共有する仕組みなども追加開発を行う予定にしている。
ビデオ
Yashimaの一言
既存施設の活用はコスト的にもスマートホーム化を考える際にとても重要だと思われる。Roostのようにマイコン、Wi-Fiチップ、リチウム電池で同じように既存の機器をハックすることで、低価格にスマートホーム化させることは簡単になってきているようだ。このように小型化が進むことで従来は難しかったアイディアも実現できるようになりつつあり、これからどのようにサービスが拡充していくのか非常に楽しみである。
参考URL:
https://www.kickstarter.com/projects/roost/the-roost-smart-battery-smarten-your-smoke-alarms
http://www.smartroost.net/
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