前回、HAXLR8R「第5期demoday」特集 -Part1-を紹介したが、実はdemodayでは10社のスタートアップが発表していたので、今回は前回紹介しなかったものについて触れたいと思う。今回、初めてこの記事を読んだ方は、まずPart1も読んでいただきたい。
・Voltera
Volteraは数分でプリント基板のプロトタイプを作ることを可能にしたデバイス。これによって従来の製造プロセスのフラストレーションをなくし、ハードウェア開発に必要な時間を大幅に短縮することができるようになった。
・Clarity
以前Perkinelmerの「Elm」を紹介したが、こちらは持ち運び可能な大気の質をチェックすることのできるデバイスである。
・Robo
Roboは画期的な子供向けロボットである。これはスマートブロックと呼ばれるブロックの組み立て方によって、異なるタイプのロボットを作成することができるものだ。また、子どもはRoboのアプリを直観的に使用することによってプログラムを学ぶことができる。
最近はスマートフォンで写真を撮ることが多くなり、わざわざカメラを現像することはなくなったのではないだろうか。Pryntはアナログ的な写真をスマートフォンにデバイスを取り付けることによって写真をすぐに現像できるというものだ。
・Keyi
一見なんなのか分からないと思うが、これは自分の想像によってつくれる新しい形のロボットである。これによって世界に一つだけのロボットをつくることができるだろう。デザイン性も高く早くkickstarterで資金調達を行ってもらいたい。
Katiaについてはまだ詳細がはっきり出ていないので、詳しくでたらまた紹介したいと思う。
・Linkitz
Linkitzは子供向けの新しいウェアラブルだ。このちいさなデバイスを用いることによって秘密のメッセージを送ることもできるので、モバイル端末または、携帯電話の契約をする必要がなくなるという新しい価値を生み出している。
ビデオ
・HAXLR8R「第5期demoday」
・ROBO
・ Keyi
tsukaの一言
前回紹介したものは、現在クラウドファウンディングを行っているものだったが、今回紹介したものものの中でもKickstarterの資金調達が開始される予定のものもあるので開始された際には改めて紹介したいと思う。今回、HAXのdemodayで紹介したハードデバイスは皆素晴らしく新鮮なものが多かったように思える。最近IoTデバイスの中でも類似するデバイスがでていることから、IoTデバイスでも新しい視点が必要なフェーズに入っているのかもしれない。
また、今回のハードデバイスは、全て中国の深圳というEMSが集合地だったから低コストでプロトタイプをつくることができ、ハードウェアの懸念材料であるコスト面が抑えられているということが重要なファクターになっていると思う。ぜひHAXに興味がある方がいれば参加していただきたい。
次回のdemodayが楽しみだ。
参考URL:
・http://www.haxlr8r.com/
・http://volterainc.com/
・http://www.joinclarity.io/
・http://startrobo.com/
・http://www.pryntcases.com/
・http://www.cell-robot.com/
・http://www.linkitz.com/
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