MITからIndiegogoにやってきたのは世界初の家族向けロボットのJIBOだ。ソーシャルロボティクスの先駆者であるDr.Cynthia Breazealによって作られたこのロボットは家庭内にどのような変革をもたらしてくれるのだろうか。
JIBOの6つの機能
機能1)See
JIBOに搭載された2つの高解像度カメラによって顔認識を行ったり、写真を撮ったり、ビデオ電話を行うことができる。
機能2)Hear
360度マイクロフォンによって部屋のどこにいても自然とJIBOと会話することが可能である。
機能3)Learn
搭載されたAIによって使用者自身の利用状況に応じて学習し、適応することが可能である。
機能4)Help
利用者だけのパーソナルアシスタントのように、JIBOは日々の雑務などを援助してくれる機能を持つ。
機能5)Speak
ハンズフリーのリマインダー機能、メッセージ機能を搭載。
機能6)Relate
人間のような感情を表現することで自然なコミュニケーションを可能にした。
JIBOのセットアップ
- JIBOに従ってWi-Fiへ接続する
- JIBOに顔と音声を登録
- JIBOに何をしてもらえるのかを学ぶ
- iOSとAndroid用のアプリをダウンロードし、デバイスを接続する
と非常に簡単にセットアップできるようになっている。
開発者向けのツール
すべてのJIBOはJIBOAlive Toolkitが同梱されているが、開発者としてJIBOへのフルアクセスが欲しい場合はJIBO Developer Editionがベストだ。これにはすべてのSDKがついてくるので、JIBOに新しいことをプログラミングすることも可能となっている。
なお一般用のSDKは2016年初頭までリリースされないとのことなので、開発を行いたい人はクラウドファンディングにて早期プランを申し込む必要がある。
ビデオ
Gomessの一言
最近、ロボットに関するニュースを耳にする機会も増え、各企業が本格的に力を入れ始めているように感じる。その中でもファミリーロボットは今後も各社の参入が増えてくる領域であり、ホームオートメーションのIoT デバイスと連携することは容易に想像がつく。IoTとロボットの関係はこれからどのような方向へと進むのか非常に興味深いが、IoTの世界が訪れる上で切れない関係であることは間違いないだろう。
参考URL:
https://www.indiegogo.com/projects/jibo-the-world-s-first-family-robot
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