コーヒーメーカーのような形のデバイスKittyoは、あなたが外出している時でも自分の愛猫に食べ物を与えたり遊んだりしてあげられる製品だ。もちろんその時の可愛らしい姿は内蔵されたWEBカメラでしっかり見ることができる。そんなペットを愛する人のためのIoTデバイスに注目してみた。
猫管理システムKittyoとは
仕事を頑張っていてもふと落ち着いたときに、家の愛らしい猫のことが気にかかる。そんなことはないだろうか?通常家で飼う猫というものは不健康になりやすい。そしてあなたはそんな猫が気になってしまう。Kittyoはそんな飼い主たちのために遠隔から猫にあそびを提供したりその姿を見ることができるデバイスだ。
KittyoはKickstarterというクラウドファンディングサイトでローンチされたプロジェクトの1つだが、発表されてわずか数日で目標額であった3万ドル(約300万円)を上回った。それどころか開始5日目にして目標額の5倍以上にあたる16万ドルの出資をあげ、未だにその勢いはとどまらない。
Kittyoははたから見ればただのコーヒーマシンかもしれない。しかしそのマシンはiOSとAndroidのアプリからコントロールすることが出来、猫がついつい追いかけてしまうレーザービームに、食事を与える機能、そして内蔵されたカメラによってリアルタイムモニタリングが出来、もちろん録画も可能である。
猫がもしKittyoに触れて壊してしまったら、という心配もいらない。Kittyoは壁や高い棚に固定が可能で、壊れた部品などによって猫を傷つけるといった心配もないように設計されている。
Kittyoはいかにして出来たか。そしてこうしたデバイスの将来性について
KittyoはLee Millerによってコンセプト設計されたデバイスで、彼が友人の猫を預かっているときにその飼い主に頻繁に状況を写真つきで報告していたら、どれほど飼い主がペットを愛していて、そして寂しい思いをしているのかに気づき、創案したそうである。
アメリカにおけるペットケアの市場マーケットは日本円にして約5兆7000億円だと言われていて、2020年までにはこうしたインターネット接続型デバイスの市場は約31兆円になるだろうと予測されている。こうした背景から今後もこうしたデバイスは増えていくと予想することができる。
Kittyoは一個189ドルで販売する予定だが、Kickstarterでサポートすれば約50ドル値引きしたものを購入可能である。出荷予定は2014年11月ということだ。
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GOMESSの一言
ペットを飼っている方々にとっては旅行など少し家を空ける際、こういったIoTサービスへのニーズは大いにあるだろう。遠隔からの監視や制御は見守りや防犯など ホームオートメーション分野で消費者にとってもIoTをイメージしやすい。ペットに限らず子供や介護など同じようなセンサーでまかなえるサービスはますます出てくるだろう。
参考URL:
- https://www.kickstarter.com/projects/kittyo/kittyo-play-with-your-cat-even-when-youre-not-home
- http://www.engadget.com/2014/04/23/kittyo-cat-monitoring-feeding-playing-device-kickstarter/
- http://techcrunch.com/2014/04/23/kittyo-keeps-your-cats-entertained-while-you-spy-on-them/
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