Bluetoothに代わるLEDを用いた革新的な通信手段を開発し、それを搭載した世界最小のアクティビティトラッキングデバイスGocciaについて。
概要
Bluetoothがウェアラブルの根幹を支えるようになってきたことは事実である。新たなBluetooth LE スタンダードは、前の消費効率の悪いバージョンから進化した。しかしながら、それでもまだ多くのウェアラブルが求める実用的なレベルには至っていない。
G-WearableがKickstarterキャンペーンで発表したGocciaはBluetoothに代わる革新的な通信手段を提供している。それがカメラを通して光で同期するというものだ。なんとこのデバイスはあなたのスマートフォンの前面カメラの上に置かれると、搭載されたLEDを用いて光ることで同期することが可能になっている。こうした全く新しい手法を用いることでG-WearableはGocciaを1ペニーほどの大きさに縮めることが出来た。
Gocciaは何歩あるいたのか、どれだけのカロリーを消費したのか、睡眠の質、自転車、水泳、ハイキングなど多種多様なアクティビティを計測できるようになっている。デバイス自体には液晶を搭載していないが、LEDの光のパターンによって自分がどれぐらい日々の目標を達成したのかを知ることが出来るようになっている。
はじめはiOSのみ対応予定だが、その後AndroidやWindows Phoneもサポートしていく予定だ。現時点では、4月の後半から5月にかけて製品を発送することを予定している。
ビデオ
Gomessの一言
LEDを活用したVLC(可視光通信)はインフラが整えばIoTを普及させる重要な一つのファクターになる可能性を秘めている。今回はイメージセンサー通信を用いており、AR(拡張現実)への応用が思いつきやすそうだが、そこをウェアラブルに対応させる発想が秀逸なところだ。今後もチャレンジングな取り組みに期待したい。
参考URL:
- https://www.kickstarter.com/projects/1269010520/goccia-the-worlds-smallest-and-simplest-activity-t
- http://thenextweb.com/gadgets/2014/04/19/meet-goccia-dime-sized-activity-tracker-ditches-bluetooth-led-syncing/
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