今回はとても新しいアイディアのデバイス「Unique」を紹介する。これは腕時計型のスマートウォッチではない。市場に出回っているスマートウォッチは無機物に印象が大きく、以前までROLEXなど腕時計にこだわりを持っていたユーザーからは”質”を求める声があがっていた。しかし、Uniqueは腕時計のベルト型デバイスでありベルトの中に装置が組み込まれている一般的なスマートウォッチの機能をこのベルト1つで可能にすることができる。そして、ベルト型デバイスである最大のメリットはスマートウォッチでなくてもどんな腕時計に装着が可能であり、幅広い選択肢がある点である。
Uniqueとは?
Uniqueはどんな腕時計でもスマートウォッチに変身させることができ長年愛着を持っていた腕時計や、プレゼントでもらった思い入れのある腕時計ですら賢くスマートな世界に一つだけのデバイスにすることが可能である。市場に出回っているスマートウォッチはとても使いやすく、便利ではあるが実際に購入する際にはユーザーは機能ばかり見てしまってデザインなどにがっかりしてしまう点が現在までのスマートウォッチの問題点であった。uBirds社が開発したこの「Unique」はこの問題を打破した。
機能も今までより革新的に
「Unique」は今までのスマートウォッチとしての機能をもちろん備えているが、ベルト型のデバイスと聞いて衰えることを予想するかもしれないが、むしろ今まで以上の機能を備える革新的なIoTデバイスとしての機能を備える。ヘルスケア、モバイル連動、モーションセンサーを駆使した新しい機能そして、ベルト型であるデバイスだからこその機能。以下ではクリエイティブな機能を紹介する。
活動記録機能
今では主流になりつつある、ランニングやウォーキングの活動記録。走る速さや歩く速さからカロリー消費、歩数計測。中でも注目すべきものが「正確さ」である。従来のスマートウォッチは腕時計の本体の部分に装置が組み込まれているものがおおいが、ベルトに装着が組み込まれているで人間の脈や、心拍数などを以前のデバイスよりも正確に測ることができる。そしてモバイルから細分化されたデータを見ることができる。実際にスマートウォッチからデータを見るのと、モバイルから見るのとでは、圧倒的に後者のほうが情報量が多くスマートと言えるであろう。
自分好みで設定可能なジェスチャー機能
筆者が最も驚き、画期的であると感じた機能がこのジェスチャー機能である。任意に設定したジェスチャーで通知、目覚まし、電話に出ることや保留にすることが可能にできる点である。例えば1回ベルトにタップすることでアラームのON/OFFが設定できる。さらにモバイル連動することでより様々なアプリケーションと連動でき家庭のIoT機器の操作も腕時計1つで可能にしユーザーに幅広い選択肢を提供している。
専用のアプリケーションでは、ベルトの位置ごとの機能を任意に設定することができる。ユーザーはライフスタイルや用途に合わせてカスタマイズでき、ベルトに内蔵している通知を知らせるLEDランプの設定も可能である。
内蔵されている賢いBluetooth機能
モバイル端末とペアリングしているデバイスがあり、Uniqueと同じインターネット環境下にいる場合、仮に携帯をどこかに起き忘れてしまってもUniqueが知らせることができる。
モバイル定期券の機能もあり、Uniqueをかざすだけで改札をくぐることができる。他にも、空港券や社内に入場するためにカードキーとしての役割も果たすことができる。
ビデオ
itagakiの一言
参考URL: https://www.kickstarter.com/projects/1113076301/unique-make-any-watch-a-smartwatch
itagakiの一言
便利で使いやすいスマートウォッチの問題点がデザインにおいて偏りがあった。今回のUniqueはこの問題点を解決し、どんな時計でもスマートウォッチにすることができ、例えば高級時計ですらスマートウォッチにすることができる。この発想はとてもクリエイティブで機能面においても選択肢が多く、もしUniqueの普及が著しくなれば将来のIoT機器はUniqueを中心に開発されていく可能性を感じるデバイスであった。
参考URL: https://www.kickstarter.com/projects/1113076301/unique-make-any-watch-a-smartwatch
Comments are closed.