今日まで様々なデバイスが普及する一方で、多種多様なコンピュータウイルスが生まれている。iPhoneアプリのLINEにいたっては聞いたことがあるであろう「なりすまし」という社会問題までも存在する。そして、日本ではこれからマイナンバー制が施行される予定であり、さらにインターネット上でのセキュリティが重要視される時代になりつつある。今回は、このセキュリティの部分で徹底的に研究され対策されたスマートなデバイス「PASSFORT」を紹介する。
PASSFORTとは?
あらゆるwebサービスが普及している中、アカウントごとにパスワードが違い、忘れてしまってログインできない時は少なくない。しかしこのPASSFORTがあれば、アイコンを押すだけで自動的にIDとパスワードを入力してしまうのだ。しかも、入力する際には、暗号化し他社から見えないように不可視する機能が存在する。不可視することによって不正アクセスを未然に防ぐことが可能であるのだ。
PASSFORTは車のキーや、家のキーのようにキーチェーンとして持ち運びできるセキュリティ端末であり、携帯電話やPCといったどんなプラットホームの端末でも利用できる。iOSとAndroidに自動的に同期し、セキュリティを強化するだけではなく簡単に既存のサービスアカウントにログイン・アクセスすることができる。PASSFORTはすべてのWebサービスのアカウント情報やログインアカウントのID、パスワードを保存することができ、さらにクレジットカードの情報も保存できる。
最初にアクセスするためにPASSFORT専用のマスターキーを作成する。これは4~8桁の番号または、4~8枚の任意の画像の順番に並べるパスワードが存在する。4~8枚の画像の順番を記憶するのは難しいように見えるが、簡単に覚えられるということは実証されている。
画像のマスターキーは何種類かのカテゴリに分類される。画像の例では、スポーツの絵、楽器の絵、顔の絵文字、色の画像である。それぞれ任意に設定した画像を選択し、それぞれ正しい画像を選択し、すべて正しくできたらアクセスが可能となる。
不正アクセスを完全に防止し、データを保護
もし他人のだれかがマスターキーの入力に失敗したらユーザーが任意に設定した時間中にアクセスを遮断することができる。さらに指定回数のログインアクセスに失敗すると、保存しているすべてのデータが自動的に破棄される機能も備える。一般的に不正にパスワードを解析するのに何千回もの試行を繰り返さなければならないが、この機能により数十回の試行で失敗した場合、データを破棄することが可能である。
そして、データが破棄されユーザーが再びサービスを利用する場合、あらかじめPASSFORTがデータをバックアップしているので破棄されたとしても再び復元し元どおりに使用することができる。さらに、PASSFORTは世界トップクラスのセキュリティ機関が採用しているアルゴリズムを利用しているので、何者かにPASSFORT本体をクラッキングされる心配がない。
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itagakiの一言
PASSFORTは何重もの手段で個々のデータを守り、あらゆるパターンでの不正アクセスを防止できる。現在ではクラウド化が進みあらゆるデータがクラウドで保存されている。さらに、これから日本ではマイナンバー制によって個人の銀行口座やクレジットカードの情報が1つのICカードで保存され、国家としてのセキュリティレベルが懸念されているが、個々のセキュリティの意識としてこのPASSFORTを活用するのは必要なデバイスであると感じた。
参考URL: https://www.kickstarter.com/projects/xolutronic/passfort-your-digital-life-secure?ref=nav_search
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