眠りをサポートするデバイスが注目される中、今回紹介するデバイスは最もスマートで、手軽なウェアラブル端末である。睡眠に関してのデバイスは何かと大きいデバイスを体に装着しながら睡眠しなければならない。しかしこの「OURA」は小さく眠りに影響を与えないスマートなデバイスである。
OURAとは?
OURAは快適な睡眠を助長し、日々の仕事やモチベーションを維持するために、デザインとアプリケーションが搭載された画期的なデバイスである。OURAは毎日のライフスタイルのパフォーマンスや睡眠のレベルを計測、学習し、日々の睡眠からユーザーのライフスタイルやパフォーマンスの質を改善させる。OURAをつけながら眠りに落ちると、自動的に作動し、心拍数、呼吸数、体温、寝返りそれぞれを計測した結果によって眠りのレベルを解析する。そして、目覚めた時には1日に活動量、椅子に座っている時間を計測する。
OURAのしくみ
夜間の睡眠時間、日中の活動量からパフォーマンスの質、横たわっていた時間、イスやベンチに座っていた時間それぞれを細分化して計測する。眠りに落ちているときは、深い睡眠の時間、浅い睡眠の時間、脳が覚醒している時間を計測し、睡眠の質をデータから評価する。日中は、体温や心拍数をもとにパフォーマンスの質を評価する。
OURAの大きな特徴が、睡眠時間から活動量を総合的に判断し、OURAが睡眠に適した行動を提案することである。例えば1日中イスに座っていたり、横たわっていて過ごす休みなどは少なからずあり、そんな日は寝付けが悪くなって翌朝の目覚めが悪かったり、寝坊してしまう日を経験したりしまう。OURAはそのような状況でもその日の睡眠の質を維持するためにジョギングやエクササイズを適した時間帯に提案する。そして、提案とおりにエクササイズをするとパフォーマンスを計測し、適した段階で知らせることが可能である。このように日々の睡眠の質を継続することが可能である。
細分化されたデータを見ることができるアプリケーション
ウェアラブル端末といえば、アプリケーションと連動することが主流であるが、もちろんこのOURAもアプリケーションと連動することが可能である。OURAは他のウェアラブル端末を圧倒する細分化されたデータ量によって様々なデータを見ることができる。深い睡眠のデータ、浅い睡眠のデータ、パフォーマンス量などを週間のデータや時間帯にわけて見ることが可能である。
このアプリケーションの便利な点はOURAからモバイル端末へ細い設定や手動によって通知することなく、ユーザーはアプリケーションをただ見るだけでよい点である。そして、計測したデータから独自に集めた何千人、何通りのパターンから導き出したスコアや睡眠の評価によってOURAから点数とともにメッセージが付け加えられる。スコアだけでなく、文字もはいることでよりいっそうバリアフリー化が見込められる。
ビデオ
itagakiの一言
睡眠を解析するデバイスとして、腕時計型やヘッドホンなどが主流であるが今回のOURAはリングであることに驚きを感じた。個人的に、睡眠をサポートするデバイスが腕時計であると、あまり寝付けないイメージがある。リングであればスマートに邪魔にならなく快適な睡眠ができると感じた。リング1つで深い睡眠、浅い睡眠が計測できるのは驚きであった。
参考URL: https://www.kickstarter.com/projects/oura/oura-ring-improve-sleep-perform-better?ref=category
Comments are closed.