最近では、IoTデバイスの中でも医療系のものも増えてきている。実際に米国サンフランシスコにあるUCSF医療センターでは、医者、看護師といった医療従事者の情報共有のためにSalesforceが利用されている。これからさらにセンサーで得た情報、データを基により効率的かつ効果的な医療体験を患者に提供するという動きがある。今回は、医療デバイスの中でも簡易に体温を把握することができるデバイスを紹介する。
Kinsaとは?
Kinsaとは、世界初のFDA認証を受けたアプリを用いて使用できる体温計だ。自動的に症状、薬、メモ、家族のメンバーの写真をトラッキングすることができる。そのため病気への経緯を医者、小児科医と共有することが可能になる。10秒ほどで正確な温度を読み取ることができ、インタラクティブなスクリーンによって大人も子供同様に魅力的な温度計測体験を経験するだろう。
特徴
- しっかりとした正確性
- 10秒で測定可能
- 子供をその場に無理なく留めることができる賑やかなスクリーン
- 口頭、脇の下での測定が可能
- バッテリーが必要ない
- 使い捨ての検査カバーを使用して簡易に掃除することが可能
- 任意の延長コードが存在する
主な機能
- 家族の症状や薬をチェックする
- 病気の進行、写真付きの文書をトラッキングする
付随サービス
- 体の気持ち悪い箇所を調べることができる
- 学校や近隣、ワークショプといったところのグループに参加することができる
- 子供達がいつ手を洗うべきか知ることができる
*グループを現在は作成中
Specs
- サイズ:0.2in (H) x 0.6in (W) x 5.2in (L)
- バッテリー:なし
- プロセッサー:なし
- 液晶ディスプレイ:なし
- 互換性:iOS (Android in near future)
- アクセサリー:ケース, 長期利用コード, 温度計カリブレーションアダプター
アプリの様子
ビデオ
Tsukaの一言
医療関係のデバイスは敷居が高く参入することは難しいと思う。日本でも医者が積極的に新しいものを取り入れようという雰囲気があれば、より多くの日本企業もこの分野で勝負することが増えるのではないかと思う。医療機器には精密正確性が求められるので、ものづくり分野で強みをもっている日本企業が積極的にこの市場に参入することに期待したい。
参考URL:
https://www.kinsahealth.com
https://www.indiegogo.com/projects/kinsa-smart-thermometer-know-more-keep-your-family-healthier
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