日本では、ウォークマン、ipod、iphone等と持ち歩きが簡単なデバイスがここ10年で普及してきた。またそれらのデバイスの楽曲提供を行うプラットフォームもiTunesを筆頭に一般人に普及している。現代でこれらのデバイス、サービスの名前を聞いたことがないという人はなかなかいないだろう。また最近では、機械学習の研究が発達し、個人個人の趣向に合わせて最適なものを提供するという流れがある。今回は、楽曲を個人個人に合わせて提供することを実現したデバイスを紹介する。
Coneとは?
Coneは、”思考力のある最先端の音楽プレーヤー”だ。Coneのアルゴリズムによって、あなたの聴く習慣を観察し、学習した内容に基づきあなたの好みにあった音楽を提供する。
この400ドルのWiFiスピーカーは、Rdioを採用しており、膨大な音楽ライブラリやインターネットラジオから流してくれる。デバイスを購入することで、Rdioの無料サービスがついてくることもこのデバイスを買う魅力だ。また、好きなものを聴くためにスキップした曲を観察し、朝食、夕食、寝る前といった時間やシチュエーションに応じて最適な音楽を楽しむことができるようになる。
Coneを使う利点
ConeはAether Things社の出す初めてのデバイスだ。Aether Things社はApple、Google、NASA、Nokiaといった著名な会社から一流のエンジニア、デザイナーが集まっている。Coneは、昨年のRe/code Code ConferenceでCPOのDuncan Lambによって発表された。実際に使った人の感想では、一か月Coneといるだけで、持ち主の趣向を理解し始めたという。
アプリ
このアプリによってどのようにしてこのデバイスが動くのかという重要な役割を担っている。流行にも通じており、あなたは今何の曲を聴いているかも見ることができる。そしてあなたのRdioプロフィールにスターをつけることも可能だ。また、Coneのボリュームの上げ下げ、ポーズといった基本的な機能を遠くから操作することも可能だ。
ビデオ
Tsukaの一言
Facebookが機械学習関連のオープンソース開発環境「Torch」向けのオリジナルモジュールをオープンソースで公開するなど機械学習、人工知能関連の技術が急速に発達している。IoTデバイスでも、他社との差別化を図るためにそのような技術、ビッグデータを扱う企業が増えてきていると思う。この人工知能関連での技術の発達によって人々の生活はどう変わっていくのか。一抹の不安を感じながらも、より良い世界になるうえでそのような技術が生み出す新しい世界をみてみたい。
参考URL:
http://www.aether.com/
http://gizmodo.com/aether-cone-review-a-little-speaker-with-some-big-ambi-1583085270
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