インターネットやスマートフォンと繋がる体重計などの計測器や、日々の活動量を管理するウェアラブルデバイスなど、最近ではヘルスケア領域でのデバイスが増えてきている。
基本的には自分の体に関するの日々のデータを計測・見える化することで、体調やダイエットなどの管理を気軽に行えるようになったものが多いが、疾患予防や医師の診断など、より医療によったサービスを気軽に受けたいという場合にはCliniCloudが適しているかもしれない。
CliniCloudとは?
CliniCloudは、デジタル聴診器とタッチレス温度計からなるメディカルキットであり、スマートフォンと連携して発熱、咳、喘息などの症状をモニターすることができるサービスである。
さらに、自身の計測データをもとに医師の診察をご自宅で受けることも可能となっている。
CliniCloudの機能
・デジタル聴診器
CliniCloudにはスマートフォンと接続できる聴診器がついており、風邪や喘息、肺炎などの症状の「音」を聞くことができ、必要であれば医師の診察もその場で受けることができる。
・タッチレス温度計
赤外線とBluetoothを組み合わせることにより、ワイヤレスで簡単に体温の計測を行うことができる。
・CliniCloudアプリ
CliniCloudを用いて計測した体温と音声データはアプリやクラウドでいつでも確認することができ、また家族間でも共有が可能となっている。
医師との連携
CliniCloudのデータを元に、自身での健康管理はもちろん、Doctor On Demandと連携し、医師とのリアルタイムのビデオ通話が可能。自宅にいながら医師に心臓や肺の「音」を元に診察を受けることができる。
ビデオ
購入方法
2015年7月の発売を予定し、現在公式サイトから予約を受付中となっている。
$129で発売予定とのことなので、気になる方は予約してはどうだろうか。
ishibashiの一言
様々な機器が小型化・低コストし、今まで専門的な機器であったものがより身近になり始めている。
医療機器に関しても同じことが言えるのではないかと思うので、法律上の問題があるかもしれないが、診察がより身近に、効率よく受けることができれば医療に対する良い影響があるのではないかと思う。
また、データが集まることでこれまで見えなかった病状の傾向が見えてくるはずなので(聴診器の音声データから可能性のある病気を判定するなど)、データの分析も含めてデバイスがより賢くなると可能性が広がると思う。
参考URL:
https://clinicloud.com/
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