米国IoTのスマートホーム市場を押さえる「Wink」がゼネラル・エレクトリック社(GE)とのコラボレーションで新しいデバイス「REFUEL」の提供を開始した。Winkはスマートホームを人間化することを探求し続けてきたソフトウェア会社であり、ものづくりのプラットフォーム、Quirkyから派生した企業でもある。2013年にQuirkyがGEとパートナーを組んだ際には3,000万ドルの純益を得た。以前紹介したRelayもWinkが提供しているデバイスだ。
REFUELとは?
夏などの長期休暇の際に、友達、家族、親戚等でBBQなどの野外調理を行ったことがある人はたくさんいるだろう。その際に、途中でガスタンクが切れてしまうなどの問題が生じてしまったことはないだろうか。今回紹介するRefuelは、プロパンタンクの容量状況を正確に提示することができるため、そのような問題に悩まされることも少なくなるだろう。
機能
・ALERTS
この便利なゲージは燃料を補給しなければいけないときに、あなたのモバイルデバイスに通知をしてくれる。
・ACCESS
Winkのアプリケーションを通じて、どこからでもプロパンの供給状況をモニタリングすることが出来る。
・LED DISPLAY
あなたの携帯がすぐに使える状況になければ、REFUELのセンサーをタップすることによってLED表示で状態を伝えてくれる。
アプリ外観
アプリの外観は、下図のようにシンプルである。しかしビジュアル化されているのでより分かりやすくなっている。
Specification
・必要なもの
WiFi環境、Appleもしくは、アンドロイドスマートデバイス
・コンテンツ
Refuelをひとつ、単4電池
・物質
強化されたプラスチック、ABS樹脂、耐熱性ケーブル、ラバー、磁石
ビデオ
Tsukaの一言
GEとのパートナーシップを背景に、アメリカのホームセンターに並ぶ100以上もの商品は、すでにWinkに対応している。これには、照明やドアロック、ガレージのドアやNestのサーモスタット、そしてArosのスマートエアコンユニットなど、多くの商品が含まれている。日本ではスマートホームのIoTデバイスが普及していないが、早めに対策を打たないとWinkに日本のスマートホーム市場も独占されてしまうだろう。今回のWinkの例のようにIoTの価値というのは一つのアプリケーションで、どれくらいのデバイスとの関わりを持てるかという点も重要なファクターになりえるということを認識しなければならない。
参考URL:
http://www.wink.com/products/quirkyge-refuel-propane-tank-gauge/
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