ウェアラブルテクノロジーはイノベーションの鍵になるということは幾度と無く叫ばれてきたが、ここまで発達すると予想できた人はどれほどいただろうか。犬のためのウェアラブルもその１つである。

犬用のウェアラブルデバイスThe Whistleとは

Nike+やFitbitは我々人間の健康管理を援助してくれるツールの１つとなった。そして今、Fidoがこの健康管理業界に参入しようとしている。The Whistleと呼ばれるのは、犬用の新しい首輪型ウェアラブルデバイスだ。

The Whistleはあなたの犬の健康や運動データを取得してくれるデバイスで、「人間の人生のパートナーである犬の現状と未来を可視化するために、NewDealDesignによってデザインされた。

The Whistleのアルゴリズムはランニング、ウォーキング、遊び、休憩、水を飲んでいる状態などを計測し、分類することが可能となっている。また、ユーザーはこうしたデータの傾向を見ることで、健康的に問題がある場合は早期に発見できるようになっている。

また、この製品はちゃんと犬が使っていても大丈夫なように、ドッグフレンドリーにデザインされている。ステンレス製の円盤は犬の飾りとして機能し、電子機器類をすっぽり包み込むことで外部に影響を与えないようにしている。また防水性も完璧で、噛まれても壊れない程度の耐久性も備えている。

このデバイスはWi-FiやBluetoothを用いてワイヤレスにデータの送受信が可能で、カラフルなLEDでデバイスからの反応を見ることも可能となっている。

GOMESSの一言

まだまだ人間に対してもウェアラブルデバイスが普及したとは言えない状況で、すでに犬向けのこういったデバイスを作っているというのだから驚きだ。最近では日本でもウェアラブルデバイスのワークショップなど開かれており、プロダクト作成へのハードルが下がったことが大きな要因の一つだろう。かつてのiPhoneアプリのように今後も無数のプロダクトが生み出されるだろうが、キラーとなるプロダクトがどのタイミングで出てくるのか非常に楽しみだ。

参考URL：
http://www.designweek.co.uk/we-like/wearable-tech-for-dogs/3038434.article