今回紹介する自転車は普通の自転車ではない。軽くて丈夫なカーボンファイバー製のボディにIoTのインテリジェンスを加えたスマートバイクである。
安全性
Valourはまず安全性について深く考えられた。最近では初めて行く場所へのナビゲーションのためにGoogleMAPを片手に移動する人が多い。しかしこれは危険である。そこでValourではバイクのハンドルにLEDを搭載し、スマートフォンと同期することで安全にナビゲーションを行えるようになっている。詳しくはビデオを参照されたい。
また死角から近づいてくる自動車や他の物体に対する安全性も向上しており、ハンドルに対するヴァイブレーションでお知らせしてくれるのでよくある衝突事故を避けることができると考えられている。
踏み込むたびに記録を
Valourに搭載されたセンサーによって、ユーザーはどれだけのカロリーを消費したのか、どれだけの距離を、どんなスピードで移動したのかなどの情報をスマートフォンで確認することができる。自転車好きの健康志向の人にはおすすめできる機能である。
Valourはローンチ時点でiOS, Android, Pebbleにまでも対応予定である。
多くの人が使えばそれだけ便利に
Valourは多くの人が使えばそれだけ便利になるようになっている。路上の障害物や段差といったものを検出し、それらをValourユーザー同士の自転車で共有することによってあらかじめ危険を回避できるようになる。Valourは学習する自転車なのだ。
また、Valourが盗まれてしまったときも、多くのユーザーがいればそれだけ発見は容易くなる。ユーザー同士のネットワークが正確に盗難車を検出することができるからだ。
APIの提供
またValourはAPIを公開予定で、バイク好きの開発者たちの力を借りて自転車人生をより良くしたいと願っている。現時点ではまだまだ基本的な機能しか備わっていないが、今後開発チームとしても拡張していく予定である。
ビデオ
GOMESSの一言
ランニングやサイクリングなどの距離やカロリーを取得するアプリは多数あるが、今回のサービスの一番クールなポイントは学習機能があるということだ。GPSではわからない道路の状況を伝えてくれるため大きな価値があるだろう。また、安全性を深く考慮した仕組みになっている点に関しても、乗り手の事を考えた素晴らしいサービスと言える。今後、国内でもこういったサービスが増えてくるのではないかと思われる。
参考URL:
- http://www.vanhawks.com
- https://www.kickstarter.com/projects/1931822269/vanhawks-valour-first-ever-connected-carbon-fibre
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