世界初スマートフォンで育てる植物プラットフォームNiwa

Niwaはあなたの家で簡単に植物を育てる環境を提供してくれるシステムだ。産地直送野菜とはいえどもなかなか家庭では新鮮な野菜を食べることは難しい。そこで自分の家でこうした野菜を育ててしまおうというのが今回のプロジェクトである。

Niwaとは

Niwaは2年間の研究・開発の期間を経て作られた。通常植物を育てるときについてまわる雑事をハードウェアとソフトウェアの力によって限りなく小さくすることに成功したと創業者は語る。そして何よりも画期的なのは、すべての操作をスマートフォンから行うことができるという点である。

また、Niwaはただの植物育成プラットフォームではない。2年間の開発期間の間に、幾度と無くプロの農家の方々の力を借りて、研鑽を積んできた。こうした知見を取り込んだマイクロコントローラーはあたかも本物の農家が育てたような野菜を作る手助けをしてくれる。

Niwaは数多くのセンサーそしてアクチュエータを使い、その人が育てる植物に最適な環境を提供してくれる。Niwaは温度から湿度、日照時間、頻度、灌漑システムまでを備えている。植物の状態を自動的に管理し、最適なタイミングで水や栄養を与えることができるというのもNiwaの特徴の１つである。

またNiwaが他の植物育成システムと異なる点は「水栽培」という手法を用いる点である。この栽培方法は土壌を使わないため、家庭内を汚すこともなければ、植物たちも水から直接栄養分を吸収するため、植物にとっての悪影響もない。

今のところ育てることのできる植物は「野菜」「果物」「ハーブなどの医療用植物」「花」「熱帯植物」と５種類程度であるが、今後さらに増やしていく予定である。

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GOMESSの一言

植物を育てるというのは大変なことだが、農家の方々が作られる品質にしようと思えばより一層の労力が必要だ。最近では都市型農業への試みも取り沙汰されており、こういったサービスが新しく取り組む一つのきっかけになればおもしろい。BOX内の温度や湿度を調整することで、日本の気候では育てることのできない南国の作物など育てられるようになれば、さらにおもしろいのではないかと個人的に考えている。

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